【速報】北海道白老町の鳥インフルエンザ_高病原性「H5N1亜型」と確定_全国の農場で今シーズン初の鳥インフルエンザ
北海道白老町で10月22日に確認された鳥インフルエンザの疑似患畜について、農林水産省は10月24日、高病原性鳥インフルエンザのH5N1亜型であることが確定したと発表しました。全国の農場で今シーズン初の鳥インフルエンザで、白老町の農場では殺処分が続いています。
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門が実施した遺伝子解析の結果、高病原性鳥インフルエンザの患畜であることが確認されました。これにより、白老町で発生した鳥インフルエンザは最も警戒が必要なH5N1亜型であることが明らかになりました。
道は高病原性鳥インフルエンザ対策本部を通じて、感染拡大防止に向けた対策を継続しています。周辺農場への立ち入り検査や消毒作業などの防疫措置が進められており、養鶏農家への注意喚起も強化されています。
高病原性鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥と密接に接触するなどの特殊な場合を除いて、通常では人に感染しないとされています。道は道民に対し、冷静な対応を呼びかけるとともに、野鳥の死骸を見つけた場合は素手で触らず、関係機関に連絡するよう注意を促しています。
今後も道は国と連携しながら、感染拡大防止に全力で取り組む方針です。養鶏農家には引き続き、野鳥の侵入防止対策の徹底や、異常が見られた場合の早期通報を求めています。
鳥インフルエンザで記憶に新しいのは、2023年のいわゆる「エッグショック」です。
2023年に北海道各地の養鶏場で鳥インフルエンザの感染が相次ぎ、千歳市では市内の卵をとるためのニワトリの9割に及ぶ約120万羽が殺処分されました。
この影響で卵の価格が高騰。
札幌市では1パック当たり313円まで上がった上に、品薄が続きました。
その後も高止まりが続き、現在の価格は293円。
60年ほど前からほとんど価格が変わらず「物価の優等生」と呼ばれていた卵ですが、飼料の高騰が影を落としています。


















