【インフルエンザ】札幌市で早くも流行入り 学校では学級閉鎖が相次ぐ…去年より1か月半も早いワケとは…ワクチンは “注射タイプ”の他に痛みのない“点鼻タイプ”も 早めの接種を呼びかけ
札幌市中央区の「円山ため小児科」では、10月に入ってからインフルエンザの患者が増えているといいます。
流行の度合いを比べると。
「去年は11月中旬から流行が始まり、12月がすごく多かった。それを考えると、今年は1か月から1か月半は流行が早くなっていると感じる」(円山ため小児科 多米 淳 院長)
札幌市によりますと9月29日から10月5日までの1週間で、1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は1.47人。
流行の目安となる1を超えました。
2024年と比べると約1か月半早い流行入りです。
なぜ早まっているのでしょうか。
「万博もあり、いろいろな所から人が来て動きがあった。人が動くとウイルスも動くので、そういうことが一つの原因かもしれない」(多米院長)
こちらの医院ではインフルエンザワクチンの接種も始まっています。
多い日には1日50人ほどが予約しているといいます。
「インフルエンザが流行してきていると聞いた。子どもが保育園に通っているので、早めに対策したい」
「全国的にインフルエンザが早めに流行している。病院によっては予約がいっぱいだと聞いたので、なるべく早めに打ちに来た」(いずれもワクチン接種に訪れた人)
ワクチン接種料金は、こちらの医院では一般的な注射のタイプが約4000円。
鼻にスプレーするタイプが1万1000円です。
スプレータイプは針を使わず痛みがないため、小さな子どもに向いているといいます。
対象は2歳以上、19歳未満です。
「ワクチンは打ってから効果が出るまで2週間はかかるので、今年は少し早めに接種した方がいい」(多米院長)
札幌市では手洗いやマスクの着用などの感染対策の徹底と、重症化予防のためワクチンの接種を呼び掛けています。