【駐車料金3倍に】混雑解消へ新千歳空港の駐車料金が大幅値上げ_駐車スペースには空きが…一方”送迎バス”利用の民間駐車場は「利用者30%増」空港へのアクセスどう変わる?<北海道>
これまでの新千歳空港の駐車場
「3連休を控えた新千歳空港の駐車場です。車は次々と入ってきますが、値上げの影響からか以前よりも車を止められるスペースは空いているように感じます」(水上孝一郎記者)
10日から大幅値上げされた新千歳空港の駐車場。
A・B・Cの駐車場合わせて5200台あまりが収容できますが、コロナ禍を経て自家用車を使い、1日~3日間駐車する人が増えたことで、これまでは年間3分の1が満車状態でした。
連休やお盆などの時期には飛行機に乗り遅れる人もいたといいます。
料金値上げに対する利用者の反応
この混雑を緩和しようと空港に近いA・B駐車場の料金はこれまでの約3倍、やや離れたC駐車場は最大5倍の価格になりました。
「娘が本州にいて帰省のたびに迎えに来ている。(値上げは)かなり厳しい」(後志の京極町からの利用者)
「前の料金のときは3連休で金曜日ならもう埋まっている。(以前は駐車場の)トラブルで飛行機を遅らせることがあった。プライベートなら使わない。仕事で飛行機に乗り遅れたくないときは逆にスムーズに入れていい」(札幌市からの利用者)
北海道エアポートの計画
運営する「北海道エアポート」は数年以内にA・B駐車場を立体化する計画です。
また2025年12月末までに約1000台が入るD駐車場を新設する予定で、今後3000台にまで規模を拡大する方針です。
値上げによる他駐車場への影響
無料の送迎バスで空港と結ぶ、苫小牧市のエアポートパーキングです。
現在の利用料金は日帰りで600円。
値上げした空港駐車場よりも格安のため、利用客は2024年の同じ時期より30%ほど増えているということです。
「(空港駐車場が)高くなったので会社が少しでも安くということで探してここに来た」(東京に向かう利用者)