違法建築物問題の“ノースサファリ”最後の営業日「動物たちには罪がない」と多くの客訪れる―300匹以上の動物移送できぬまま→2029年末までに全建物撤去の方針〈北海道札幌市〉
違法建築物問題を巡り、9月30日に閉園する北海道札幌市南区の動物園「ノースサファリサッポロ」。
最後の営業日も多くの客が訪れ、動物たちとの別れを惜しんでいます。
開発制限がある土地に飼育小屋など100棟以上を無許可で建てていた”ノースサファリ”。
運営会社のサクセス観光が、すべての建物の2029年12月までの撤去方針と閉園を発表してから半年あまり…。
最後の営業日の30日、多くの客が動物たちとの別れを惜しんでいます。
「動物たちには罪がないので(子どもたちに)最後、触れ合わせてあげようかなという思いで来ました」(来園者)
ノースサファリには5日時点で319匹の動物が残されていて、サクセス観光は「閉園後も安全な移転と適切な飼育をしていく」としています。