「水が腰近くまで…」北海道で初の「線状降水帯」発生_釧路市音別では一時91人が避難_新ひだか町では”竜巻”とみられる突風が発生_2歳男児と女性が負傷
発達する低気圧の影響で9月21日未明、北海道で初めて「線状降水帯」が発生しました。
12時間降水量はえりも町目黒で226.0ミリ、釧路市音別で186.5ミリを観測しました。
午前3時過ぎには釧路と十勝地方に道内で初めて線状降水帯が発生しました。
釧路市音別の直別川は氾濫開始水位より2メートル以上高くなり、一時住民91人が
避難しました。
「土地が低い所なので川がやばいなと思って(避難した)」(避難所に来た男性)
「(水が)この辺まであった。腰近くまで」(住民の男性)
記録的短時間大雨情報が発表された苫小牧市では住宅が浸水しました。
「『水だ』って起こされてみたら床下まで(水が)来てて。それから土のうを積んだけど、全然…」(自宅が浸水した男性)
午前1時半ごろ、新ひだか町では竜巻とみられる突風が発生しました。
建物9棟に被害が確認され町によりますと割れたガラスを踏むなどして2歳の男の子と女性がけがをしました。
21日未明には様似町とえりも町のほぼ全域で停電し、午前11時半現在も計4000戸以上で停電が続いています。
JRは特急25本を含む163本が運休し、今後も増える可能性があります。