クジラの特別メニューがすべて”550円”!お造りに竜田揚げにピザまで…「釧路くじら祭り」に34店舗が参加_9月20日まで〈北海道〉
赤身の柵を肉厚に切っていくと…クジラの刺身の出来上がりです。その色の鮮やかなこと!
「うん、なんといってもこのクジラのうまみですよね、しっとりとしていて、くさみもまったくなくおいしいです」(沼田海征記者)
9月18日から「第16回釧路くじら祭り」が始まりました。
1回目からまつりに参加しているこの居酒屋ではクジラのお造りや竜田揚げなどを提供しています。
まつりには市内34の飲食店が参加。
期間中、クジラの特別メニューを毎日20食限定で用意していますが、値段はすべて550円です。
炉端料理のこちらの店では…
「こちらがクジラのピザです」(炉ばた煉瓦 木村隆志店長)
「初めて見ました。クジラとチーズ、意外な組み合わせですが合いますね。具材としてもしっかりと存在感があります」(沼田海征記者)
以前、1100円で出していたクジラのピザも550円にして祭りに参加しました。
「おいしい。鮮度がいい」(札幌から来た客)
「自分も釧路が地元なので小さいころからクジラ料理は親しまれていたので、1人でも多くの方に召し上がっていただければ」(炉ばた煉瓦 木村隆志店長)
クジラの肉の消費が年々少なくなり値段が上がり続ける中、祭りに参加した店は「クジラのまち・釧路」をPRする、良いきっかけになると捉えています。
「(利益は)ないです。(釧路市も)頑張ってやろうとしている。盛り上げていくしかない」(酒肴 瓢 大山料理長)
「出発式の現場なんですが、大勢の報道陣が駆けつけています。反発の声もあるので警察官が警備にあたっています」(上杉幸生記者)
2019年、31年ぶりに商業捕鯨が再開。海外メディアも取材に駆けつけるほど注目が集まりました。
2004年8月には学校でクジラの肉が給食として提供されるなど、捕鯨の文化が根付くマチ。
2024年はクジラの中華そぼろがメニューとなりました。
「釧路くじら祭り」は9月20日まで開催されています。