【メガソーラー】希少生物が生息する釧路湿原周辺の建設予定地を国会議員ら視察「企業には社会的責任もある」…事業者は「ガイドラインに沿って受理を受けゴーサイン」年内の稼働を目指す
北海道の釧路湿原周辺で進むメガソーラーの建設を巡り、自民党の国会議員などが現地を視察し関係者から意見を聞きました。
視察を行ったのは古屋圭司元防災担当大臣や鈴木貴子衆院議員など自民党の国会議員と、環境省など関係する省庁の担当者です。
釧路湿原周辺では約6600枚のソーラーパネルの設置工事が進められています。
視察団は調査が不十分だと訴える猛禽類医学研究所の齊藤慶輔代表と、建設を進める大阪市の「日本エコロジー」の松井政憲社長の双方から意見を聞きました。
「太陽光発電のガイドラインに沿って受理を得て、ゴーサインを受けて事業を開始した。希少種・環境との調和を弊社としても行っていく」(日本エコロジー 松井 政憲 社長)
その後、議員らは鶴間秀典釧路市長と面会し、市が進めているメガソーラー設置を許可制とする条例案などについて話を聞きました。
「民間事業者なので利潤を上げなければならないが、一方で企業には社会的責任もある。(法的に)対応したから問題ない、どんどん推進していくというのは今の時代にふさわしくない」(現地を視察した 古屋 圭司 元防災相)
「日本エコロジー」はメガソーラーの建設工事を進める方針で、年内にも稼働することを目指しています。