【秋の味覚は価格どうなる?】“秋サケ”初競りで1キロ11万1134円!過去10年で最高額に…サケ来遊量は平成以降で最も少ない予測_サケもイクラも高値か
秋の味覚を代表する秋サケ。
9月2日、札幌市で初競りが行われ、過去10年で最も高い、1キロ当たり11万円を超える高値がつきました。
2025年のサケやイクラの価格はどうなるのでしょうか?
秋サケ1キロ「11万1134円」
銀色に輝く秋サケ。
札幌市中央卸売市場には、9月1日に日高地方の様似漁港などで水揚げされた秋サケがずらりと並びました。
初競りでは、メス2匹に、それぞれ1キロ11万1134円の値がつきました。
2024年より2万円程高く、過去10年の中で最高額です。
「本日入荷の銀聖200本の中で一番の値をつけたのがこちら。1匹あたり、53万円で競り落とされました」(吉村直人記者)
「今年は水揚げが過去最低の予想なので、期待を込めてこの値段を出した」(競り落とした日の出本田水産 眞下治さん)
最高値・1匹53万円の秋サケは、早速、場外市場の飲食店でさばかれました。
「まだ出始めなので、ほどよい脂でさっぱりとしていて良いのではないか」(北の宝 澤田昴典代表取締役)
この店では、9月4日から、塩焼きとイクラの醤油漬けを特別メニューとして提供を始めるということです。
えりも漁港でも初水揚げ
一方、日高のえりも漁港でも9月2日、秋サケの初水揚げが行われました。
「(Q:今回の水揚げ量は多い?)今日はな、初日にしては。去年は3匹しかいなかった。大きめだわ、少し」(漁師)
道総研によると、2025年の北海道へのサケの来遊量予測は、約1140万匹。
日高から北海道南部では2024年を上回りますが、北海道全体では2024年の6割程と、平成以降で最も少ない予測となっています。
サケやイクラは、2025年も高値が続きそうです。