【危険な雨雲が行列でやってくる】北海道で線状降水帯発生のおそれ!あす未明から朝にかけて【北海道の天気 26日(火)】
(菅井貴子気象予報士が解説)午後6時40分現在
◆線状降水帯が発生か
きょう午後6時前に、気象庁から北海道で線状降水帯の発生のおそれがあることが
発表されました。
この呼びかけは、北海道では初めてのことです。
線状降水帯とは、活発な積乱雲が行列でやってくることで、
同じ地域に集中して、数時間にわたりに非常に激しい雨が続きます。
いったん発生すると、無事であることは少なく、
特に、川の上流から下流にかけて、線状降水帯ができると、
川はすぐにあふれることがあります。
上川、留萌、石狩、空知、後志地方にお住まいの方は、
防災情報に気を付けて下さい。
◆予想降水量
低気圧や前線の動きが遅く、大雨が長引きそうです。
あす夕方にかけて、上川・留萌地方は最大150ミリ、宗谷地方は120ミリです。
川の水位も上がり、避難指示が出ている地域もありますが、
引き続き、安全な場所でお過ごしください。
◆あす27日(水)の天気・気温
大気の非常に不安定な状態が続きそうです。
非常に激しい雨のほか、竜巻、雷、ひょうなどの被害にも注意をして下さい。
道東は、前日より2℃~6℃も高く、帯広・北見・網走は30℃以上の真夏日です。
◆全道の週間予報 27日(水)~9月2日(火)
28日(木)は、天気が回復し、青空が広がりそうです。
秋の空気に入れ替わり、さわやかな陽気となるでしょう。
内陸部では、放射冷却で冷え込み、最低気温は15℃を下回る所もあるでしょう。
29日(金)以降は、また雲が多く、30日(土)は、雨予報に変わるかもしれませんが、
週末にかけては、大きな崩れはなさそうです。