北海道民なら知っている!? 男の子がスーパーで“ひやむぎ”を探す「マルナカ」のCM…令和の今も“昭和風”のレトロな映像が流れ続けるワケ…実は2週間だけ放送された“幻のCM”が存在した!
こちらの映像、一度は目にした方も多いのではないでしょうか。
おつかいの男の子が“ひやむぎ”を探すテレビCMです。
古い映像ですが、なぜ今もそのまま放送されているのでしょうか?
それには、深いワケがありました。
CM映像に見覚えがあるか、皆さんに聞いてみると。
「あります。懐かしい、昔見たような気がする」
「いいんじゃないですか、昭和的で」
「昔から今まで変わりなく放送されていて、昔のものとは思えない」(すべて北海道民)
昭和を思わせる、古い画質のレトロな映像。
北海道江別市の乾麺製造メーカー「マルナカ」のCMです。
「『はじめてのおつかい』をイメージして、一番小さな子に決めた。6~7歳だったと思う」(マルナカ 村上 和吉 社長)
撮影当時を知る社長の村上和吉さんです。
「新しい店舗ができたばかりのスーパーに撮影させてほしいとお願いした。開店前の1時間で撮り終えねばならず、カメラの位置をどうしようかなど、ゆっくりとは撮影できなかった」(村上社長)
ずいぶん古そうな映像ですが、いつ撮影されたものなのでしょうか。
「創業60周年を記念してCMを制作したので、32~33年前」(村上社長)
「マルナカ」は創業1933年。90年以上にわたって“ひやむぎ”などの乾麺を製造してきた大手メーカーです。
「薄くなった生地を“切り刃”で、帯状から麺線の状態にしていきます。麺線になった状態で2階の乾燥室に上がっていきます。8時間ほど乾燥して、乾麺の状態で1階に下りてきます」(マルナカ 上原 将裕さん)
守り続けた伝統の味。しかし、30年前の古いCMを、なぜ今も使っているのでしょうか?
「実際は1回変えようとした。4~5年たって次のCMも考えようと、新しいものを作ったことは作った」(村上社長)
実は今から25年ほど前、全く別のCMが存在したというのです。