【暑さでお尻がやけど!?】自転車通勤の気象予報士が訴える日常生活の危険…あすは北海道で記録的高温も【菅井さんの天気予報 23日(水)】
(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時40分現在
◆きょう23日(水)の気温
全国トップレベルの暑さが続いています。
美幌町の最高気温で38.2℃と、
梁川(福島)・福知山(京都)と和田山(兵庫)に次ぐ高温でした。
札幌は34.9℃まで上がったほか、
釧路も3年ぶりに30℃以上の真夏日となりました。
道内の太平洋側やオホーツク海側は、その土地の
最高気温記録を更新に、経験のない暑さとなっています。
酪農や養鶏がさかんな地域でもありますが、家畜の管理に引き続きご注意下さい。
◆サドルが熱い…
気温が33℃以上の炎天下に止めた自転車は、サドルが熱を吸収し、
表面温度が70℃前後にもなっています。
そのほか、子どもたちの公園の遊具の
滑り台・ブランコも60~70℃前後になるほか、地面も約65℃です。
日差しが強く暑さが厳しい時は、外遊びは危険です。
また、地面に近いほど体感温度が上がるため、
犬の散歩も日中を避けるようにしましょう。
◆あす24日(木)の天気
朝は道南で雲が多くなりますが、
昼前から全道的に晴れるでしょう。
沿岸部では、風がやや強く吹きそうです。
◆あす24日(木)の気温
主要都市は最低気温も20℃以上で、最高気温はさらに高く、
札幌・岩見沢、旭川など35℃。北見39℃、帯広40℃です。
過去に北海道で40℃に達したことはないため、
観測史上初めてのことです。
危険な暑さですので、不要不急の外出は控え、
建物内の熱中症にも気を付けて下さい。
◆札幌の10日間予報 24日(木)~8月2日(土)
25日(金)も晴天が続き、最高気温は34℃です。
19時40分から、道新・UHB花火大会も予定されていますが、
天気の大きな崩れはないでしょう。
ただ、夜間でも気温が30℃前後で、暑さ対策をしましょう。・
週末以降は、雲が多く、厳しすぎる暑さは、少しはましにはなりますが、それでも
連日30℃を超えて、朝晩の気温も20℃以上です。
子どもたちの夏休みも始まりますが、熱中症に気を付けて元気に乗り切りましょう。
◆全道の週間予報 24日(木)~30日(水)
週末は、道北や道南を中心に、天気が崩れるでしょう。
そのほかの地域も、雨予報に変わる可能性があります。
子どもたちにとって、最初の週末になりますが、
外出は雨具と暑さ対策をしましょう。
来週は、前線の影響で、すっきりしない天気が続く見込みで、
道東も気温は35℃を下回り、猛暑日から解放されそうです。