【二転三転?】石破首相が退陣報道を否定「私はそのような発言をしたことは一度もない」_一方で道内の自民党議員からも“石破おろし”の声「責任を全く何も取らないということは大変遺憾」
北海道内からも“石破おろし”の声が上がる中、退陣の意向を示したという一部報道を石破首相が完全否定し、続投に意欲を示しました。
今後、どうなっていくのでしょうか。
7月23日午後、札幌市内で石破首相が退陣の意向を示したことを報じた新聞の号外が配られました。
参院選で自民・公明両党が惨敗した後、アメリカと15%の相互関税で合意したことでついに退くかと思いきや…
「私の出処進退につきましては、一切話は出ておりません。そのような報道がございますが、私はそのような発言をしたことは一度もございません」(石破茂首相)
午後2時から首相経験者3人と会談した石破首相。
「強い危機感を共有した」としつつも退陣報道を完全否定し続投に意欲を示しました。
しかし、道内からは退陣を求める動きが出ています。
自民党道連は23日午前、本部に対し「続投は遺憾で、納得できる決断を強く要望する」との文書を送りました。
道連の幹事長は…
「ご覧の通りの大敗ということでありますので、正直それを持って責任を全く何も取らないということは大変遺憾であるし、理解ができないというふうに思っている。なかなかこのままの体制で、(次の選挙に)また臨むというのは(支持者に)納得を得られないかなというふうに思っています」(自民党道連 幹事長 吉田祐樹道議)
道内の議員からは…
「去年の秋、今回と2回続けて選挙を大敗に導かれた総裁としては、ご自身の出処進退はしっかりと判断されるべきだと思います」(自民党・高橋はるみ参議院議員)
「一回選挙総括をしないといけません。それを踏まえて石破さんがどう判断するか、が真っ当な流れ」(自民党・鈴木宗男氏)
専門家は…
「ある意味、やけっぱちの開き直りというか。今、辞めて新しい人になったからといって、衆議院と参議院の議席の割合が変わるわけでもありませんので。状況を変えてほしいっていうのが(参院選での)世論だったと思うのでつながらないような局面があまり長く続くということは非常によろしくない」(山本健太郎 国学院大学教授)
石破おろしの声がますます高まっていますが、先行きは不透明です。