【サンマ初水揚げ】初競り1キロ25万円で過去最高値を更新 地元の鮮魚店では1匹5万円が20分で完売…8匹購入した人は妻の誕生日を“刺し身”で祝福 ダイヤモンドは買えないが「光りものだから」

　7月10日、北海道釧路市の釧路港でサンマが初水揚げされ、初競りではキロ25万円の過去最高値をつけました。

釧路の鮮魚店では1匹5万円で店頭に並んだ

　競り落とした地元の鮮魚店での価格は1匹なんと5万円。

　10匹が20分で完売しました。

光り輝くサンマ

　「久しぶりに立派なサンマが帰ってきました。ケースの中には、しっかりとした大きさのサンマが入っています」（沼田海征記者）

　北海道東部沿岸で始まったサンマ漁の幕開けとなる流し網漁。

　釧路港に約170キロが初水揚げされました。

　流し網漁による水揚げは3年ぶりです。

初競りでついた値は1キロ25万円と過去最高値

　魚体は大きいもので175グラムと大ぶりでした。

　初競りでついた値は1キロ25万円。

　2022年の6万3000円を大幅に更新し、過去最高値となりました。

威勢の良い声が飛び交った

　「例年に比べ大きさも鮮度もよくて、最高のサンマです」（笹谷商店 笹谷剛社長）

　競り落とした地元の鮮魚店では1匹5万円で店頭に並び、用意した10匹が20分で完売しました。

誕生日祝いにサンマを購入したご夫婦

　「きょうは妻の誕生日だから」

　「サンマで誕生日祝いなんです」（8匹購入した夫婦）

　こちらの夫婦は誕生祝いにサンマパーティを開くことに。

　経営する会社で社員を集め、40万円分8匹のサンマを刺し身にして振舞いました。

サンマの刺身が振舞われた

　「脂乗りはいいと思います。かめばかむほど甘い」（参加した社員）

　「おいしい。みんなと一緒に食べられて幸せ」（誕生日を迎えた妻）

　「ダイヤモンドを買ってやれないから」（夫）

　「光りものなんで」（参加した社員）

　サンマ漁の主力となる沖合での棒受け網漁は8月10日から始まります。