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【路線価公表】北海道の上昇率1位はインバウンドに人気の“富良野市”で30.2% 宿泊客は10年前の4倍以上に…北海道全体の上昇率は2.4%と伸び率が鈍化 去年の半分以下で全国平均を下回る

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 相続税などの指標となる土地の価格「路線価」が公表されました。


 北海道内で上昇率が最も高かったのは、インバウンドが好調な富良野市でした。

 北海道全体では上昇率が2024年に比べ半分以下となり、全国平均を下回りました。

道内で最も上昇率が高かった富良野市北の峰町

道内で最も上昇率が高かった富良野市北の峰町

 路線価とは道路に面する土地1平方メートル当たりの価格のことで、相続税などの基準となります。


 2024年からの上昇率が北海道内で最も高かったのは、富良野市北の峰町。
 
 1平方メートル当たり8万2000円で、2024年と比べ30.2%上がりました。

富良野エリアに宿泊する外国人は年間のべ25万人

富良野エリアに宿泊する外国人は年間のべ25万人

 その背景にあるのは、インバウンドの人気。


 富良野エリアに宿泊する外国人は年間のべ25万人で、10年前の4.2倍に増えています。

 「付近で見る人は地元の人ではなく、8割くらいが外国人観光客。新しい家も結構建っている」(付近の住民)

再開発が進むJR札幌駅北口

再開発が進むJR札幌駅北口

 上昇率第2位は札幌市北区北7条西4丁目、JR札幌駅北口です。


 上昇率は11.4%でした。

 北海道新幹線の札幌延伸は延期されましたが、マンションやホテルなど再開発が進んでいます。

苫小牧市新開町4丁目

苫小牧市新開町4丁目

 第3位は苫小牧市新開町4丁目で、上昇率は8.1%。

千歳市に進出した半導体メーカー「ラピダス」

千歳市に進出した半導体メーカー「ラピダス」

 隣接する千歳市に進出した半導体メーカー「ラピダス」の効果が波及したとみられます。


 「千歳市から近いから、土地を求める人がいると思う。大型商業施設があって便利だから、土地の値段が上がると思う」(苫小牧市民)

北海道内の路線価の平均上昇率は2.4%

北海道内の路線価の平均上昇率は2.4%

 北海道内の路線価の平均上昇率は2.4%。


 10年連続でプラスとなりましたが、伸び率は鈍化。

 2024年の5.2%と比べ半分以下になり、過去10年で初めて全国平均を下回りました。

 札幌市を中心に建築費が高騰し、土地を購入しづらくなっていることが背景にあるとみられます。