1人暮らしの高齢女性を"だまくらかして"4500万円奪う…手口はいつもの「防犯協会・金融庁職員など、それらしき人物を名乗り、逮捕されたくなければカネ払え」もうだまされないで!警察が注意呼びかけ
70代の高齢女性が、防犯協会や金融庁の職員などを名乗る者に現金4500万円をだましとられる詐欺事件が発生し、警察が捜査しています。
胆振地方に住む70代女性は2024年7月下旬ごろ、防犯協会職員を名乗る者からの電話で、「防犯協会の会員名簿にあなたの名前がある」「会員名簿の登録番号を伝える」「番号は誰にも教えていけない」などと告げられました。
その後、防犯協会を名乗る別の者に登録番号を聞かれたため、答えたところ、今度は金融庁職員を名乗る男から「登録番号を他人に教えたことは詐欺になり逮捕される」「逮捕を免れたければ保釈保証金として資産の89%を支払う必要がある」などと言われました。
女性は、8月下旬ごろから9月下旬ごろまでの間、大阪府内の指定の住所に4回に分けて発送し、現金合計4500万円をだましとられました。
犯行グループは「いまは裁判中です。裁判終わったらお金は返します」などと約9か月の間、女性と電話でやりとりを続けました。
その後、一切電話が来なくなり不審に思った女性は、2025年6月19日、警察に相談。事件が発覚しました。
女性は1人暮らしでした。
警察は不審に思ったら警察相談専用電話#9110まで連絡してほしいと注意を呼びかけています。