“コメ”が最大争点に…【参院選まで1か月】随意契約備蓄米で内閣支持率UP 消費者は「3000円を切ったらうれしい」生産者は「価格保障や所得補償を」…有権者の思いに北海道の候補はどう応える
自民党の現職、岩本剛人さん。随意契約などの取り組みを評価しつつも、生産者が守られる価格の維持も重視しています。
「コメ対策は小泉農水相がしっかり対応している。北海道の農業をどう守っていくのか、営農できる形をどう進めていくのかを訴えて理解してもらいたい」(自民党 岩本剛人氏)
立憲民主党の現職、勝部賢志さん。これまでの減反政策を批判し、生産者には直接的な支援が必要だと訴えます。
「減反政策だけで取り組んできた結果、コメが不足している。しっかりコメを作ることができる農業経営を、私たちが支えねばならない。(補助金などの)直接支払制度などで所得を安定させていく」(立憲民主党 勝部賢志氏)
国民民主党から立候補を予定している新人の鈴木雅貴さん。コメ価格の上昇をカバーできる所得増加を訴えます。
「(収穫量を)調べて減反政策が間違っていたのか、増やさなければいけないか考えねばならない。国民民主党は手取りを増やす政策を掲げている。コメの価格が上がっても、国民の所得も上がっていれば問題なかった部分もある」(国民民主党 鈴木雅貴氏)
北海道選挙区にはこのほか、以下の7人が立候補を表明しています。
オカダ美輪子氏(維新・新)
宮内史織氏(共産党・新)
野村パターソン和孝氏(れいわ・新)
田中義人氏(参政党・新)
小野寺秀氏(保守党・新)
高杉保次氏(改革党・新)
稲原宗能氏(みらい・新)
与野党どちらが過半数の2議席を獲得するかが焦点となります。専門家は今回の参院選の重要性を指摘します。
「衆議院で与党が過半数割れしているので、与党だけで物事を決められる状況にない。野党が主張している政策も、十分実現の可能性がある。これまで以上に真剣に考える価値がある」(国学院大学 山本健太郎教授)
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