【ファイターズ】“散髪が良いきっかけ” 2年目・細野晴希が6回無失点で待望のプロ初勝利「無駄な時間ではなかった」…好投の陰に初バッテリー・郡司裕也のリード「腕を振ってこい」
6月14日(土)北海道日本ハムファイターズは本拠地エスコンフィールドで広島東洋カープとの2回戦に臨み、5対0で「北広島市での広島戦」初勝利を飾りました。
【画像】2025北海道日本ハムファイターズ 6/10新衣装で登場したファイターズガールほか
前回の登板から中8日で先発のマウンドに上がったプロ2年目の細野晴希投手(23)。初回から2回にかけて3者連続三振を奪うなど上々の立ち上がりを披露します。その後、4回まで広島打線を無安打に抑えていた細野投手は勝利投手の権利がかかる5回。連打を浴び無死1・2塁のピンチを招きます。それでも、8番の石原貴規選手(27)をダブルプレーに仕留めると、2死3塁となり続くバッターは矢野雅哉選手(26)。この試合、最大のピンチを迎えますがプロ6戦目で初めてバッテリーを組んだ郡司裕也捕手(27)から「“腕を振ってこい”とジェスチャーをしてくれた」とアドバイスを受け、その通りに149キロの直球を外角に投げ込み見逃し三振に切って取ります。
細野投手は6イニングを投げ、毎回の8奪三振。被安打はわずか2本と安定感抜群のピッチングで無失点に抑え、プロ初勝利を挙げました。
“悲願の1勝”をつかんだ細野投手は試合後、「ひとまず、ほっとしています。時間はかかりましたけど、無駄な時間ではなかったのでこれをきっかけに(勝利を)積み重ねていけたらいい。2ボール0ストライクとか2ボール1ストライクから変化球でカウントがとれているのは成長しているところ」と手応えを感じていました。
前回敗戦投手となった6月5日の阪神戦後「野球に向いていなかった」という理由で伸ばしていた「もみあげ」と「えり足」を短くカットした細野投手。「気持ちが切り換えられたらいいな」と散髪がプロ初勝利への“良いきっかけ”になったと明かしました。投球内容も外見も“スッキリ”したプロ2年目左腕の活躍に今後も期待です。