【ヒグマ速報】恐怖“ガサガサ”と聞こえる咀嚼音…その後自宅窓の外20メートルの場所で何かを食べるクマの姿が_一方で国道をクマが逆走-北海道松前町で目撃が相次ぎ警察が警戒態勢
5月27日夜、北海道松前町でクマの目撃が相次ぎました。
松前町愛宕では住宅近くでクマ1頭が目撃されました。目撃現場は住宅から20メートルほど、松前中学校から約100メートルと人の生活圏に近く、警察と町は翌朝の通学時間帯に警戒を強める方針です。
クマを目撃したのは町内に住む60代の女性で、午後7時30分ごろ自宅の外にいたところ、「ガサガサ」という咀嚼音のような音を聞き、家の中に戻りました。
その後、窓越しに裏の藪を確認したところ、約20メートル離れた場所にクマがいるのを発見したということです。
クマはその後、藪の奥へと立ち去ったといいます。女性は松前町役場に通報し、役場から警察にも連絡が入りました。通報を受けた警察が現場周辺をパトロールしましたが、クマの足跡やフン、食べ物の痕跡などは確認されず、被害も確認されていません。
一方、松前町白坂付近の国道上で午後8時40分ごろ、対向車線を逆走するように車と同じ方向に走っているクマの後ろ姿が目撃されました。尻の幅が約40センチと小さかったことから、子グマとみられます。
クマは後方から近づく車に気づいて山の方へ走り去りました。車との接触はなく、運転していた男性にケガはありませんでした。
男性は直後に警察に通報。警察がパトカーで現場周辺をパトロールしましたが、足跡やフンなどの痕跡は確認されず、被害報告もないということです。
目撃現場は一般住宅から約1.5キロ離れた山間部ですが、近くに親グマがいる可能性も高いとみて、引き続き、周辺での警戒活動を強化する方針です。