【備蓄米】店頭にいつ?2000円?北海道にも店舗あるスーパー・ドラッグストア含む19社が"随意契約"申し込み 事業者に直撃すると…高騰の救世主か?消費者は「何年産でも気にしない」「本当に価格下がるか」
政府備蓄米は、早ければ5月29日にも事業者に引き渡されることになります。
「随意契約」には北海道内にも店舗がある事業者など19社が参加。店頭に並ぶのはいつになるのか。事業者に聞きました。
小泉進次郎農水相は、26日から受付を始めた備蓄米の随意契約について、申請をした事業者が27日午前9時時点で19社にのぼり、あわせて約9万トン分の申し込みがあったことを明らかにしました。
このうち北海道内に店舗があるなど、関連する事業者はこちらです。
スーパー「アークス」などの食品スーパーが共同で仕入れなどを行う会社「シジシージャパン」。
大手ディスカウントストアの「ドン・キホーテ」などを運営する「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」。
ホームセンターカインズを運営する「カインズ」、大手ドラッグストア「サンドラッグ」…などです。
小泉農水相は早ければ29日にも備蓄米を引き渡す見通しだとしています。
店頭に並ぶのはいつ、そしていくらになるのか。随意契約に申し込んだ企業を取材しました。
「現時点では5キロ2160円での販売を検討しています」(カインズ 広報部 鈴木ゆう子さん)
「(Q:今後、販売予定はいつ?)可能な限り早くみなさまの手元に届くように取り組んでいきますが、未定です。(備蓄米は)基本的には全国の店舗での展開を検討していますが、輸送の関係もあり北海道や沖縄での販売は検討中」(鈴木さん)
今回放出される備蓄米は2021年と2022年に収穫された、あわせて30万トンです。
小泉農水相は今後の課題として精米作業をあげ、随意契約した事業者と、精米を行う事業社のマッチングにも力を入れるとしました。
さまざまな方法がとられている、今回の備蓄米の放出。
農水省はこれまでの在庫分とブレンドしない場合、5キロあたり2000円ほどになる水準だとしています。
実際に手にすることになる消費者は。
「(Q:5キロ2千円台を目指すという話が…)本当に実現できるなら期待をしたい」
「(Q:古いコメになることについては?)できれば新しい方がおいしいかと思うが、変わらなければ気にしない」(いずれも4歳と0歳の母親)
「1週間で5キロなくなるので問題ない。食べられれば何年のものでもいいので、安く出してほしい」(4歳と2歳の母親)