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【春野菜がピンチ】「1週間から10日遅れている」北海道で旬のアスパラや葉物野菜に生育遅れ…背景に例年にない“雨と日照不足”札幌では4月に雨が降った日は20日間も

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 春の雨と日照不足で野菜の生育に遅れが出ています。


 4月の札幌市の気象データを見てみると平年に比べ2025年は日照時間が7割ほどにとどまった上、雨が降った日は20日間と月の3分の2を占めました。

 この日の江別市内も朝から雨が降り、外の作業はストップ。

 この天候不順が野菜の生育にも影響を与えています。

夏野菜のシーズンにも響く可能性

作物に低温の影響が

作物に低温の影響が

 「ここはアスパラガスの畑で出てきてはいるけれど遅れている。ちょっとこういう白いのとか低温の影響。小さい点があるのが霜の影響。色がついてしまった。霜焼けみたいな感じですね」(芝木さん)


 本来は路地ものを出せる時期でしたが、遅れに加えて、低温の影響も出始めていました。

 さらに、このままでは夏野菜のシーズンにも響く可能性があるといいます。

 「収穫や、今後の作業がずれ込んだ分、作業が重複し立て込んでしまう影響はある。もしかしたら農家の収穫が間に合わないとか、物が溢れて市場の方で値段の崩れがあるかもしれない」(芝木さん)

日光が足りずレタスの成長が遅れている

日光が足りずレタスの成長が遅れている

 別の農家では葉物野菜にも…


 「レタスとキャベツをハウスで生育しているんですけれど、それでも寒いんで例年から比べれば1週間以上遅れてます。直売所が(4月26日)オープンしているんで、それに間に合わせたかった。レタスの場合は日光が必要なんですよ。それによって球が巻いてくる。やっぱり日照が足りない。(Q.良い天気が続けば届けられる?)すぐ、消費者の方にお届けすることができる。待ってるんですこちらも」(萩原俊裕さん)

「野菜の駅ふれあいファームしのつ」5月の入荷予定

「野菜の駅ふれあいファームしのつ」5月の入荷予定

 値上げラッシュの中、農家の努力でお得に野菜を販売できる直売所。


 暖かい日が続くことを農家も消費者も願っています。


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