【コンサドーレ】7期連続赤字も…石水創社長「チーム強化費は絶対下げることなく、J1昇格にすべてをかけることは約束したい」”経営陣のスリム化””支出の減少”運命の2027年6月決算へ改革進める
明治安田J2リーグ、北海道コンサドーレ札幌を運営する株式会社コンサドーレは4月24日(木)、札幌市内で定時株主総会を開催しました。
J1リーグを戦った2024年度の売上高は過去最高のおよそ50億円となりましたが、およそ2億7千万円の赤字を計上。これについて石水創代表取締役社長(43)は「収入の部分は十分あるが、支出の部分で、色々改革する部分はたくさんある。どこまで削っていけるか」と、利益確保のためのさらなる改革を示唆しました。
まず着手したのは、経営陣のスリム化。1999年から主に強化部としてクラブに携わり、この株主総会限りで退任となった三上大勝氏(53)をはじめ、13名いた取締役は6名に。
クラブライセンス取り消しの対象となる3期以上連続赤字と債務超過。これで7期連続赤字となったコンサドーレにとって、コロナ禍で導入された特例措置、また2026年のシーズン移行へ向け実施される見込みの特例措置を考慮すると、2027年6月の決算での黒字化がライセンス維持のための絶対条件。経営の健全化が急務となっています。
一方で、石水社長は「とは言っても、(チーム)強化費は絶対下げることなく。今シーズンの目標はあくまでもJ1昇格。そこにすべてをかける、勝負することは約束したい」と、経営改革とチーム力維持を両立すると話しました。