「チェーンソーの技術を身に着けたい」林業を専門に学ぶ単科の専門学校で入学式…“担い手不足”の中18人に期待―北海道旭川市
森づくりの人材を育てる専門学校「道立北の森づくり専門学院」(北海道旭川市)で4月10日、入学式が行われました。
この学校は林業を専門に学ぶ単科の専門学校で、唯一の道立校です。
就学期間は2年間で、森林を守り育てるための実践的な知識や技術を学びます。
第6期生となる2025年度は10代が12人、20代が5人、そして30代が1人の計18人が入学。学校全体の学生数は44人となりました。
ただ、今年度の入学者は、定員の40人に対して18人と、定員には届きませんでした。
林業の担い手不足が課題となる中での新年度スタート。入学式で成澤直人学院長は新入生に期待を寄せました。
「机の上の学びだけでなく、失敗しながら汗をかいて経験することで、皆さんも『現場力』を身に着けてほしい」
新入生代表のフォーブズロバート哲大さん(18)はこれから始まる学生生活への抱負を語りました。
「将来は北海道の森林に直接関わる仕事に就き、高性能林業機械やチェーンソーの技術を身に着けたい。目標と夢を実現するため、日々の努力を怠らず精進します」