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「人生とは何ですか?」中高生の質問に図書館職員が全力で答える“掲示板”―来館者数は1年間で6000人以上増『本にもなったリアルで“ゆる~い”やりとり』<北海道・斜里町>

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 北海道オホーツク地方の斜里町で、生徒たちが質問し図書館の職員が回答する、掲示板でのやりとりが話題となっています。


 1冊の本にもなったその「ゆる~い」つながりを取材しました。

ほのぼのとしたやりとりが

ほのぼのとしたやりとりが

 「彼氏とこれから遠距離になります、どうしたら乗り越えられますか?」(質問)


 「『素直になる』『匂わせをしない』です。1番魅力的なのは素直な人です」(図書館の職員)

 このやりとりが見られるのは―。

中高生限定で質問を受け付ける「YAコミュ板」

中高生限定で質問を受け付ける「YAコミュ板」

 「中に入ると開放感がありますね、飲食スペースに掲示板があります」(沼田海征 記者)


 「YAコミュ板」です。

 「YA」とはヤングアダルトの略。

 中高生限定で質問を受け付けています。

 答えるのは、図書館の職員。

 地元では今この掲示板でのやりとりが話題になっています。

こんな質問も

こんな質問も

 「親にお金をねだる方法を教えてください」(質問)


 「『お金がほしい』と言った際、かなりの確率で『何に使うの?』と返されるでしょう。その時なんと答えますか?努力しない限り何かを得られることはありませんよ」(図書館の職員)

 「斜里に住んでて良いことあった?」(質問)

 「ありましたよ。一度違う地域で生活してみて斜里に戻ってくると、その良さを実感しやすくなると思います」(図書館の職員)

 「返事を読むのが楽しいので、時々更新されているか見にくる。大喜利みたいな感じで楽しい」(斜里町民の男性)

地元の中高生は―

地元の中高生は―

 地元の中高生はどう思っているのでしょうか。


 「(質問を)書いたことあります。SNSじゃなく掲示板でやりとりするのはすごく楽しい」(高校2年生)

 中学校も高校も図書館には近いのですが、利用する生徒が少ないため、中高生に興味をもってもらおうと2023年「YAコミュ板」を設置することにしました。

 「図書館に足を運んで、自分の考え方がもっと広がる機会を図書館で作ってほしい」(斜里町立図書館 松井卓哉 館長)



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