【スキージャンプ】創部79年目・雪印メグミルクスキー部に“初の女性ジャンパー”一戸くる実が加入「オリンピックを視野に入れながら“進化”していきたい」ソチ五輪団体銅メダリスト・伊東大貴新監督が就任
4月10日、雪印メグミルクスキー部が北海道札幌市内で2025-26シーズンの新体制会見を行いました。会見へ臨んだのは1946年の創部以来“初の女性ジャンパー”として加入した一戸くる実選手(20)、伊東大貴新監督(39)、原田侑武新コーチ(34)です。
【写真】スキージャンプ 高梨沙羅葛西紀明ほか
北海道下川町出身の伊東監督は選手時代、2014年のソチ五輪男子団体で銅メダルを獲得。“世界を知るジャンパー”です。目指すチーム像について伊東監督は「(今年度から)女子選手の強化も始まるということで、目指すは“男女で世界で勝てる”チームづくり」と意気込みを語りました。
そして、創部79年目で“初の女性ジャンパー”として加入した一戸選手。2024-25シーズンはW杯遠征メンバーとして海外を転戦し、自己最高10位に入った日本女子ジャンプ陣、若手のホープです。一戸選手は「本当にワクワクとうれしい気持ちでいっぱいです。変化を恐れず、オリンピックを視野に入れながら新しいコーチの話をちゃんと吸収して、進化していきたい」と決意を新たにしました。一戸選手は4月17日からスタートするチーム練習に参加する予定です。
◆ 一戸くる実選手(千葉県出身)コメント
Q.入部を決めた一番の要因は
「夢に一番近づけられる場所だなと思ったからです。世界で活躍する選手になる、オリンピックで活躍する選手になるために、長い歴史をもった男子のトップチームの雪印メグミルクスキー部に入って男子の技術を一番近くで盗んで一緒にやっていけるということ。」
◆伊東大貴監督(北海道下川町出身)コメント
Q.初めて女子選手を迎えた理由は
「弊社スキー部の目標は“世界で勝つこと”・“五輪でメダルをとること”なので、そこに女子の競技がある以上、女子選手の強化をしない理由がないということで今年度から強化にあたることになりました。」
◆原田侑武コーチ(北海道札幌市出身)コメント
Q.どんなコーチを目指す
「基本的には“選手ファースト”でありたい。一人でも多く“世界で戦える選手”を輩出することが目標ですし、私自身の夢は“世界一のチームに君臨させること”。そのためには世界一の選手を輩出しなければいけませんし、世界のトップ選手が雪印メグミルクスキー部でジャンプをしてみたいと思えるようなチームにできるよう、ノンストップで頑張っていきたい。」