【ノロウイルス猛威】"いちご大福"など食べた客26人が食中毒…製造従事者からモチにウイルス付着したか…和菓子店を5日の営業停止に 札幌市保健所
札幌市保健所は4月9日、市内の和菓子製造販売店「もち処一久 大福堂 月寒中央店」で製造された大福を原因とするノロウイルス食中毒が発生したと発表しました。
3月28日と29日に製造された大福を食べた複数の人が体調不良を訴え、保健所が調べたところ、小学生から70代までの男女26人に発熱や嘔吐、下痢などの症状が見られました。
このうち11名が通院しましたが、入院した人はいないということです。
また患者9人と製造従事者4人の便からノロウイルスが検出されました。
このため保健所はノロウイルスによる食中毒と断定。店に対し4月9日から13日までの5日間の営業停止を命じました。製造従事者からウイルスが持ち込まれ、もちを使用した食品に付着したことが要因とみられています。
ノロウイルスは特に冬季に多く発生する食中毒の原因ウイルスで、主に食品を介した感染や人から人への感染があります。
下痢や吐き気などの症状のある人は、食品を取り扱う作業に従事しないことや、トイレの後、調理をする際には、十分に手を洗うこと、調理器具等は洗剤などを使用し十分に洗浄した後、熱湯(85℃以上1分以上)又は次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)に浸して殺菌することを推奨しています。