【どうなる?中川王国】「自民党は大変な逆風」次期衆院選に向け自民が北海道10区と11区で候補者公募へ―『公明との協力象徴(空知・留萌)』と『中川王国(十勝)』で"新たな担い手"を募集へ
次期衆議院議員選挙に向けて、自民党北海道の10区(空知、留萌)と11区(十勝)の両支部は、候補者を公募によって選出することを決め、選考日程を明らかにしました。
10区ではこれまで公明党元職の稲津久氏が小選挙区から、自民党元職の渡辺孝一氏が比例代表道ブロックから出馬し議席を分け合っていました。しかし、前回の衆院選で2人とも落選し、稲津氏は道10区からの不出馬を表明しています。
一方、11区は「中川王国」とも呼ばれ、2009年に死去した中川昭一元財務相の跡を継ぎ、妻の郁子氏が2012年の衆院選に出馬し初当選。その後、3期務めたものの、前回の衆院選では立憲民主党の石川香織氏に敗れ、次の衆院選に出馬しないことを決めています。
4月7日に札幌市内で行われた記者会見で両支部は、公募の詳細について説明。
条件を「日本国籍を有する満25歳以上、各支部にゆかりのある人で100人以上の推薦があること」などとした上で、公募期間を4月14日午前10時から5月6日午後5時までとしました。
新たな候補者は、内部で選考し自民党道連の定期大会が行われる5月25日ごろまでに決めたいとしています。
自民党道連の村木中幹事長は、「自民党は大変な逆風なので、評価してもらえる人を選びたい」などと述べました。
また喜多龍一道議は11区について「思いが強く見識があり、信頼関係を構築できる人間性を兼ね備えた方に応募してほしい」などと述べました。