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4月のダイヤ改正で平日約500便減便へ…札幌エリアの路線バスどうなる?“エスタ跡地の再開発ビル”開業遅れの影響は―北海道札幌市

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路線維持へ向けた取り組み

路線維持へ向けた取り組み

 住民自らが動きだした。


 町内会が市の支援制度と補助金を活用し、札幌の観光バス会社に運行を委託したのだ。

厚別中央町内会連合会 田中昭夫会長

厚別中央町内会連合会 田中昭夫会長

 「確実に地域の高齢化が進んでますよね。この路線は守らなきゃいけない気持ちになりました」(厚別中央町内会連合会 田中昭夫会長)


 札幌市とともに自ら運行を引き受けてくれるバス会社を探した結果、「札幌観光バス」が1年間の実証実験として引き継いでくれることに。

お披露目されたバス

お披露目されたバス

 3月17日には新たなバスがお披露目。ただ課題もある。


 便数はいまより1日10便少なくなり、運賃は60円高くなる。

 経費の半分を運賃でカバーできなければ、再来年から再び廃止となるため「継続した利用」が求められている。

路線維持への思いを語る田中会長

路線維持への思いを語る田中会長

 「(Q:どのぐらい利用者がいれば採算が合う?)今の300円ですと、1日約200人。みんなであなた方の交通網を守る大事な路線ですからぜひ協力してくださいと言って、お願いするしかないのかなと思います」(田中会長)


 細るバス路線。歯止めをかけるための模索が続いている。


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