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【40年以上続いた喫茶店を引き継いだ若者】“2年限定の喫茶店”地元出身20歳女性が経営に乗りだす…QUEEN流れる昭和レトロな店内「コンセプトはときどき・ドキドキです」―北海道・帯広市

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ステンドグラスが灯る店内

ステンドグラスが灯る店内

  しかし、この店にはタイムリミットがありました。


 住宅街にたたずむ「イエローストーン」は、夕方になるとステンドグラスの灯りで昼間とは違う印象に変わります。

 2025年1月、20歳でこの店の経営を始めた伊藤さんは、建物の所有者から示された「ある条件」を受け入れていました。

 「『もう取り壊す予定です』と言われて」(伊藤さん)

 「条件」とは「店の取り壊し」でした。店が閉店したのを機に、所有者はイエローストーンの取り壊しを予定していました。

 伊藤さんは取り壊しを2027年の3月まで延ばしてもらい、「2年間限定」で店を開くことを認めてもらったのです。

 「2年しかない。終わりが決まっているので、自分がやりたいことを詰め込んで楽しめる2年にしたい」(伊藤さん)

コンセプトは「ときどき、ドキドキ」

コンセプトは「ときどき、ドキドキ」

 取材中、伊藤さんの家族が様子を見に店を訪れました。


 「一から20歳から(喫茶店の)仕事を始めるのも難しいことだと思うのでかっこいい」(弟・理人さん)

 「本人の自由に楽しく、幸せにやってくれればいいかな」(父・隆朗さん)

 「準備の段階から家族や親戚が手伝ってくれて、人に恵まれているなと実感しています」(伊藤さん)

 「ときどき、ドキドキする場所を作りたいと思って。カフェに来てドキドキ、ワクワクするような心躍る瞬間を提供できたらいいな」(伊藤さん)

 店のコンセプトは「ときどき、ドキドキ」。伊藤さんのときめく2年間は始まったばかりです。

 「ありがとうございました」(伊藤さん)


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