【旭川女子高校生殺害】「セリフや行動のすべてが作り話」「真実が闇に消される」"舎弟"と呼ばれた女(当時19)の裁判 犯行否定していた主犯格・内田梨瑚被告に「本当のことを話して」
4回目の2025年3月4日の裁判。証言台に立った小西被告は号泣しながら自責の念を語りました。
「私は梨瑚さんに命令されてしたこともありますが、私が悪いです。本当に取り返しのつかないことをしてしまいました。いくら謝罪しても許されるべきことだと思っていません」(小西優花 被告)
被害関係者へ何度も頭を下げながら謝罪の言葉を8回も繰り返した小西被告。
弁護人から当時の心境を問われると。
「『落ちろ』『死ねや』と言った時どう思っていましたか?」(弁護人)
「本当に死ねと思っていたか思い出せませんが、橋の欄干に座った危ない状態で『落ちろ』『死ねや』と何度も言ったので殺意はあったと思います」(小西被告)
一方、自分を舎弟と呼び行動をともにしていた内田被告が殺害に関わっていないと供述していることについて。
「梨瑚さんの調書を読むと、セリフや行動のすべてが作り話でびっくりして、真実が闇に消されてしまうと思い本当のことを話すことにした。梨瑚さんにも本当のことを話してほしい。それが被害者にできる最低限のこと」
「人の命を奪っておいて私は生きていてもいいのかと何度も思いましたが、この裁判で下された刑に従うことしかできません。今後の受刑生活でも一生涯をかけて自分の犯した罪と向き合い、償います」(ともに小西被告)
裁判は3月5日に結審する見通しで判決は3月7日に言い渡されます。