【旭川女子高校生殺害】"舎弟"と呼ばれた女(当時19)の裁判始まる その関与は主体的か従属的か 暴行"ライブ配信"までした凄惨な事件 検察『元恋人との仲裁で恩義』 弁護側『顔色うかがう日常』
そして、たどり着いた暗い橋の上。
内田被告は、ここで女子高校生に暴行する様子をビデオ通話で、先に帰宅した少年に見せていたとされます。
そして…
「小西被告は女子高校生の二の腕や背中あたりを押して川に落としました」(古沢 哲也 記者)
逮捕後、小西被告は「川に突き落としていない」などと関与を否定。
内田被告も「橋から落ちたかどうかは知らない。置いてきただけだ」と答えていました。
しかし、2024年の暮れ…小西被告は弁護士を通じて手記を公開。
「リコさんと私は結果、亡くならせてしまったんです」
「自分の犯した罪を裁判で、きちんとさばいてもらい、刑に従う事しかできません」(いずれも小西被告の手記から)
起訴された内容を認め、量刑を争う方針を明らかにしました。
そして、弁護人を通じて、「小西被告が女子高校生の二の腕と背中のあたりを、内田被告が背中を両手で押した」などと当時の状況を説明しました。
そして、2月27日に開かれた初公判で小西被告は。
「起訴された内容に間違いはありませんか」(裁判長)
「間違いありません」(小西被告)
起訴内容を認めた小西被告。
そのうえで弁護側は「積極的に犯行に及んだのではなく、従属的に行なった。内田被告の意に沿うよう顔色を見ながら行動するのが日常だった。しかし、いかなる判決も認め、一生をかけて罪を償う」としました。
一方の検察側は「小西被告は、内田被告の暴力で支配されていたわけではない。元恋人とのもめ事を内田被告に仲裁してもらったことなどに恩義を感じ、仲間意識から主体的に加担した」などと主張しました。
2月28日は主に証拠調べが行われ、判決は3月7日の予定です。