【大雪情報】季節外れの暖気から一転…あすは大雪・吹雪!札幌は10日ぶりの真冬日に【菅井さんの天気予報 12日(水)】
(菅井貴子気象予報士が解説 午後5時40分現在
◆オホーツク海の流氷
紋別市の流氷砕氷船“がリンゴ号”が、流氷まで到達できるようになりました。
今冬は、流氷の南下が遅く、観光船で沖に出ても、流氷を見ることができませんでしたが、
昨日から流氷が岸に近づいたため、
ようやく流氷帯の中を進むことができるようになりました。
紋別市から枝幸町にかけての沿岸に近づいていますが、
網走市からは遠く、まだ岸から流氷が確認できず、
観測史上一番の遅さとなっています。
温暖化が進むと、流氷が見ることができなくなると考えられていますが、
北海道にとっては、観光資源だけでなく、
魚介類を育てるなど海を豊かにしてくれる貴重な存在です。
◆きょう12日(水)の気温
朝は北見でー20℃以下で今季一番の冷え込みでしたが、
日中は、全道的に気温が上がり、
札幌の最高気温は4.6℃で、3月中旬並みのほか、
網走は4.0℃で、3月下旬並みでした。
午後は、天気が崩れてきましたが、
高温のため、雨の所が多くなっています。
◆予想降雪量(~あす朝)
留萌中部・南部、上川北部で最大30センチ、
石狩・空知、後志で最大20センチです。
札幌市に大雪・風雪注意報が出ていますが、
中央区で10センチ、西区、手稲区、南区など20センチと予想されます。
あす朝は雪かきが必要ですし、交通機関の遅れなどにも注意をして下さい。
◆あす13日(木)の天気
上空に強い寒気が流れ込み、日本海側は大雪や吹雪となるでしょう。
降雪量は、あす夜にかけての24時間で、上川・留萌地方では最大40センチです。
札幌は、朝は新雪となりますが、日中の降雪量は5~10センチです。
太平洋側は、にわか雪がありますが、晴れ間も出るでしょう。
◆あす13日(木)の気温
最高気温は、前日に比べて3~6℃も低く、平年並みか低くなりそうです。
札幌の最高気温はー1℃で、10日ぶりに真冬日です。
道北はー3℃前後で、風も強く、体感温度はかなり低いでしょう。