【ファイターズ】「いやらしくいきたい」俊足・五十幡亮汰が紅白戦で全打席出塁の大活躍 盗塁に2つの内野安打 その脚で熾烈な正外野手争い一歩前進
2月9日(日)春季キャンプ(沖縄県・Enagicスタジアム名護)第2クールの最終日を迎えた北海道日本ハムファイターズ。前日に続き、一軍キャンプ地の名護で紅白戦が行われました。
【写真】2025年ファイターズ沖縄春季キャンプギャラリー
「”いやらしく”いきたい」
“相手が嫌がる野球”を理想に掲げる五十幡亮汰選手(26)が、紅組の1番・センターとしてスタメン出場。実戦でその持ち味を存分に発揮しました。
第1打席。2ストライクからファールで粘ると、フォアボールを選び、出塁に成功。盗塁を警戒し、牽制を繰り返す白組の先発・達孝太投手(20)のワイルドピッチを誘発し、一塁から三塁まで瞬間移動。俊足を披露します。
続く第2打席はセカンドへの内野安打。味方のヒットで三塁まで進むと、清宮幸太郎選手(25)の犠牲フライでホームイン。
最終打席となる第3打席も、セカンドへの内野安打で出塁。二塁への盗塁に悠々成功すると、今度は清宮選手が右中間へのタイムリー2ベースヒットを放ち、五十幡選手は再び本塁を踏みます。
全打席出塁を果たした韋駄天は、まさに”いやらしく”脚で相手を翻弄。熾烈な外野手スタメン争いの中で、一歩前進しました。
-全打席出塁、試合を振り返ると?
「やはり出塁することが仕事なので、持ち味が生かせたと思いますし、2ストライクになった後のアプローチというのを課題にしているので、その辺も踏まえてよかったと思います」
-2ストライクになった後のシチュエーションで意識していることは?
「昨シーズン、打席数が少なかったですし、その中で”何とかしたい”が優先してしまって、何とかボールに当てたいとか気持ちに焦りがあった。もちろん技術的な課題はたくさんあるんですけど、その中で自信をつけるために練習してきています」
-相手にどういう脅威を与えるバッターに?
「ピッチャーだけじゃなく、内野も外野も、ちょっともたついたら二塁まで行かれるとか、相手が何をされたら嫌かなというのを考えながら”いやらしく”いきたい」
-シーズンの目標は?
「1番でスタメンを勝ちとりたいという思いは強いので、外野手争いはすごく激しいですけど、自分がやるんだという気持ちは常に持っていますし、レギュラーを勝ちとれるように頑張るだけ。シーズンをレギュラーとして戦い抜けた際には、盗塁王を目指していきたい」