平均年齢89.6歳と高齢化が進むなか、初めて北方領土の"元島民"が参加しない"洋上慰霊"行われる_2世の子供らが参加<北海道・羅臼町沖>
北海道東部の羅臼町沖で8月18日、北方領土の元島民ら関係者が船の上で先祖を偲ぶ洋上慰霊が行われました。
元島民の北方領土へのビザなし交流や北方墓参は、ロシアのウクライナ侵攻の影響で再開の見通しが立っていません。
道東の羅臼町と千島連盟の羅臼支部が独自に開催した洋上慰霊は4回目。千島連盟によりますと元島民の平均年齢は89.6歳と高齢化が進み、今回初めて元島民が参加せず、子供らなど関係者約20人が参加しました。
一行は国後島が望める日ロ中間ラインに向かう予定でしたが、しけが予想されたため港から数百メートル沖合で先祖を偲び、祈りを捧げました。