<ススキノ首切断事件>「カラオケだと思ったらホテルだった。どう逃げ出せばいいか…」過去に”性的トラブル”の瑠奈被告と被害男性…『当時の娘の気持ち』を浩子被告が証言 北海道札幌市
■「女性だと思ってついて行き、カラオケだと思ったらホテルだった」
2023年7月、札幌・ススキノのホテルで男性を殺害したなどとして親子3人が逮捕された事件。
1月29日、札幌地方裁判所で父親・田村修被告(61)の5回目の裁判員裁判が開かれました。
法廷には、母親・浩子被告(62)も証人として出廷しました。
これまでの裁判で瑠奈被告と被害男性との間に性的トラブルがあったとされていますが、29日の証人尋問で浩子被告が当時のトラブルについて証言しました。
「Q(トラブルについて)瑠奈は何と言っていたか」(弁護人)
「女性だと思ってついて行き、カラオケだと思ったらホテルだった。どうやって逃げ出したらいいかわからなかったと怒っている様子だった」(浩子被告)
「1週間かけて、瑠奈の主張が『ちゃんと謝ってほしい』『いかに女性にとってひどいことなのかわかってほしい』『探したい』に変わっていった」(浩子被告)
■浩子被告「瑠奈の生活そのものがオカルト的であった」
大量のドール(人形)を集めていた瑠奈被告について浩子被告は…
「Qドールに思い入れあったのか」(弁護人)
「娘なりに思い入れあって集めていた。『この世界に未練ない。手入れしていないドールがいたんだな。それらをちゃんとしていない。違う世界にいけないな』とドールがこの世界につなぎとめているのかなと思った」(浩子被告)
「Q瑠奈さんはオカルトに興味があったのか」(弁護人)
「瑠奈の生活そのものがオカルト的であったと言えます」(浩子被告)
■30日も修被告の裁判
修被告の裁判は30日も開かれ、浩子被告は証人として出廷する予定です。
判決は3月12日に言い渡されます。
殺人などの罪で起訴され、現在精神鑑定中の瑠奈被告も裁判員裁判で審理される予定ですが、初公判の見通しは立っていません。