賞金総額3億円以上 5日間で延べ3万人集客 「eスポーツ」の世界大会が札幌市で開幕 市長は“聖地”に ファンをターゲットにしたホテルも…6億5000万円超の赤字を抱えるドームの起爆剤となるか
「快適な“寝落ち”をしてもらえるよう、有料でベッドもそろえている。定員が最大14人の部屋もある。合宿のような使い方をする客もいる。前年同時期の客室稼働率は6~7割だったが、今年は連日満室になっている」(太田 総支配人)
かつて札幌市ではゲームソフト開発会社「ハドソン」が創業し、1980年代半ばのファミコンブームで全国的に有名となりました。
2022年にはゲーム開発大手の「セガ」が札幌市に開発拠点を設立。
札幌市によると市内のゲーム関連会社は70社以上に及び、東京と大阪に次ぐ規模だといいます。
「ゲームの街」とも言える状況に秋元克広札幌市長は。
「札幌が“eスポーツの聖地”と言われるような記念すべきスタートが訪れたと、うれしく思っている」(札幌市 秋元 克広 市長)
大規模イベントの開催という、ドームにとっては久々の明るい話題。
「eスポーツ」の地元関係者も。
「大和ハウスプレミストドームにとってエポックメーキング。今後にもつながる、とてもいいチャンスだと思う」(北海道eスポーツ協会 本間 欽也 専務理事)
果たして「eスポーツ」は札幌市に根付くのでしょうか。
そして、今回の世界大会の開催は、6億5000万円余りの赤字を抱えるドームに新たな可能性をもたらすのでしょうか。