価格競争の激化か?札幌市内はガソリンが”160円台”の所も 一方で灯油は7週連続の値上がりで“130円台継続”17年ぶりの高水準で「我慢の冬」続く
1月29日、北海道のガソリンと灯油価格が発表され、特に灯油は17年ぶりに高い水準が続いています。
石油情報センターが1月29日に発表した27日時点の北海道のガソリン平均価格は、レギュラーガソリン1リットル当たり181.9円と、先週より1.7円安くなりました。
一方、灯油の配達価格は先週から0.8円値上がりし、1リットル当たり132.1円に。
先週に続いて、130円台となっています。
政府が、12月19日と1月16日に補助金を5円ずつ縮小し、レギュラーガソリンはこの1か月で急激に値上がりしていましたが、今回は6週間ぶりに価格が下がりました。
一方、灯油の配達価格は7週連続で上昇し、2008年にならんで17年ぶりに最も高い水準となっており、我慢の冬が続きそうです。
ガソリンは、北海道の平均価格は181円台ですが、29日の札幌市内のガソリンスタンドを取材すると、160円台が多く、安い所は163円台となっています。
なぜ札幌市内で、ガソリン価格が下がっているのか。
資源エネルギー庁の担当者によると、先週までガソリンが高くなったことで、札幌市内では、客を奪い合う価格競争が激しくなっていて、価格が安くなったという事です。
ただ、2月以降になると、反動で値上がってくるのではないか、と担当者は話しています。