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【KKR入札妨害事件控訴審】一審を破棄…被告2人に"逆転無罪判決"「法令適用の誤りがある」札幌高裁

事件・事故 社会 友だち追加
逆転無罪を言い渡した札幌高裁(資料)

逆転無罪を言い渡した札幌高裁(資料)

 KKR札幌医療センターの調剤薬局設置をめぐる入札妨害事件の控訴審で、札幌高裁は一審の判決を破棄し、1月28日、逆転無罪の判決を言い渡しました。


 調剤薬局大手のアインファーマシーズの元社長・酒井雅人被告と元取締役・新山典義被告は、札幌市豊平区のKKR札幌医療センター内の調剤薬局設置をめぐり、公募型プロポーザルで病院の当時の事務部長から得た情報をもとに企画提案書を提出したとして、公契約関係競売入札妨害の罪に問われていました。

 一審の札幌地裁は、2人に執行猶予付きの有罪判決を言い渡し、2人は公募型プロポーザルは入札にはあたらないなどとして無罪を主張し、控訴していました。

 28日、札幌高裁で行われた控訴審判決で、青沼潔裁判長は「刑法で規定する入札には該当しない。法令適用の誤りがある」などとして、一審判決を破棄し逆転無罪を言い渡しました。

 札幌高検は「判決内容を精査し、適切に対応していきたい」とコメントしています。