<ススキノ首切断事件>「『顔を見れば確認できます』と答えたら『実は頭がないんです』と」 「なぜ夫が殺されなければいけなかったのか」前回は被害男性の妻の調書…きょう田村修被告の5回目裁判―北海道札幌市
■繁華街ススキノのホテルで起きた猟奇的事件…父親・田村修被告は午後からの法廷で何を語る?
北海道札幌市の繁華街ススキノのホテルで男性が殺害され、親子3人が逮捕された事件。
父親・田村修被告の裁判が1月29日午後1時30分から開かれ、母親・浩子被告の証人尋問が行われる予定です。
■検察側は母親・浩子被告の証人尋問を予定
この事件は2023年7月、ススキノのホテルで男性を殺害後、首を切断し頭部を持ち去ったとして田村瑠奈被告が殺人などの罪で、両親が殺人や死体遺棄などを手助けした罪で逮捕・起訴されたものです。
札幌地裁で1月29日午後1時30分から父親の修被告の5回目の裁判員裁判が行われます。
検察側による母親・浩子被告の証人尋問が予定されています。
■「実は頭がないんです」「なぜ夫が殺されなければいけなかったのか」被害男性の妻の当時の心情
1月22日の前回裁判で、検察側が被害男性の妻の調書を読み上げました。
「刑事から『ススキノで遺体が見つかりました』と言われ、何が起こっているか、何を言っているのか、よく分かりませんでした。『指紋で本人か確認したい』と言われた」
「『顔を見れば確認できます』と答えたら『実は頭がないんです』と言われました」
「これが現実か分からなくなりました。頭の中で違うよなと思うが、写真はパパだし…。いい夫で、いい父親だったと今も思っています。なぜ夫が殺されなければいけなかったのか」(いずれも検察が読み上げた被害男性の妻の言葉)
被害男性の妻の当時の心情が明らかになりました。
なお、鑑定留置中の実行役である娘・瑠奈被告の公判の見通しは立っていません。