【今年一番のドカ雪60センチ】厳しい冬が戻る…あす夜から石狩北部・留萌は猛吹雪!あさって道北で大雪に警戒レベル【北海道の天気 28日(火)】
(菅井貴子気象予報士が解説 午後6時40分現在
◆早春の芽吹き
札幌市時計台の構内に「フキノトウ」が芽吹いています。
今冬の札幌は42年ぶりの少雪で、
時計台の構内でも、日当たりの良い所は土が出ています。
昨日は5株、きょうは7株と、早春の植物が姿を現していますが、
例年だと4月初めですので、今年は異例と言えそうです。
ただ、今週後半にかけては、冬の天気に戻り、雪の下となりそうです。
◆予想降雪量(~あす29日朝)
宗谷地方や石狩北部から道南にかけて最大10センチです。
札幌市内も南区を中心に10センチで、
あす朝は、うっすらと新雪となりそうです。
今週後半にかけて、日ごとに雪が深くなるでしょう。
◆あす29日(水)の天気
広範囲で雪が降るでしょう。
札幌市内も、雪雲がかかりやすく、降雪量は10センチです。
雪質は水分を含んだ湿り雪で、道南は、雨が混じる時間があるでしょう。
全道的に北西からの風が強く、
夜は、石狩北部や留萌地方で、猛吹雪のおそれがあります。
◆あす29日(水)の気温
前日と同じぐらいの所が多いでしょう。
最高気温は、札幌2℃、旭川1℃、函館5℃です。
平年より2~5℃高くなりますが、
夜は、上空に寒気が流れ込み、急速に気温が下がりそうです。
◆札幌の10日間予報 29日(水)~2月7日(金)
今週後半は日ごとに積雪が増え、久しぶりに雪かきが必要となりそうです。
週末は、雪は弱まりますが、寒さは厳しいでしょう。
来週からさっぽろ雪まつりが始まりますが、
本来の北海道らしい冬の天気で、雪像も引き締まり、冬の観光日和となりそうです。
◆全道の週間予報 29日(水)~2月4日(火)
30日(木)は道北で大雪のおそれがあります。
上川・留萌地方の降雪量は最大60センチで、今年一番です。
31日(金)にかけても日本海側は雪が続くでしょう。
週末は次第に冬型が緩み、2月2日(日)は、全道的に穏やかになりそうです。