健康ブームで「干しいも」人気急上昇中!北海道産も続々参入 独自技術「雪干し」で“甘くてしっとり”な干しいもに―干しいもマニアのおすすめの食べ方とは…?
道の駅やお取り寄せで探してみると、新篠津村や美唄市、沼田町など空知・石狩地方で生産が盛ん。
本州のサツマイモは「ホクホクふわっと」に対し、北海道は寒暖差の影響で「しっとり」としており、干しいも向き。
スーパーではまだ少ないですが、最近は道産干しいもが増えてきているんです。
そのワケはこちら!
ここ数年で北海道のサツマイモ生産量が急増していることがその背景にあるんです。
そして調べてみると、干しいもを作っている生産者の中で意外と多いのが「米農家」さんなんです。
米農家は5月に田植え、9月から10月はじめに稲刈り。
一方、サツマイモは6月に苗を植え、10月上旬以降に収穫、11月から干しいもづくり。
生産サイクルが被らないため、米農家が並行してサツマイモを作っていることが多いとのこと。
さらに北海道は干しいも作りに気候が適しているだけでなく、生産工程にも特色があるんです。
干しいも作りは一般的に「ふかす→(皮をむいて)カットする→干す」の3工程です。
この「干す」部分に、北海道ならではの工夫をしている農家さんがいるんです。
それが「雪干し」です。
「雪干し干しいも」を作っている沼田町の農家さんに聞きました。
カットしたサツマイモ自体は乾燥機に保管し、別に雪の倉庫を設けています。
雪の倉庫からからパイプを通じて、雪の力で発生した最適な温度と湿度の空気が干しいもの乾燥機に送り込まれます。
これにより、より甘く、しっとりとした仕上がりになるのです。
最後に、干しいもマニアの小松さんにおすすめの食べ方を聞いてみました。
それはなんと、「冷凍」とのこと!
どうなるんでしょうか?
糖度が高いため、冷凍してもカチカチには固まらず、ムチムチとした噛み応えのある触感、そして甘みも凝縮されます。
また、「干しいもの天ぷら」そして「クリームチーズのせ」など、ひと工夫でよりリッチな味わいに仕上がるそうです。
北海道産が登場したことで、可能性が広がる干しいも。
ブームはまだまだ続きそうです!