「パーソナル暖房」が今アツい!冬の省エネグッズ最新事情…真冬なのに政府の補助金が縮小―『”灯油”が急激に値上がる見通し』北海道
冬本番を迎え、厳しい寒さが続く中、灯油価格の高騰が家庭の暖房事情に影響を与えています。そんな中、注目を集めているのが「パーソナル暖房」です。今回は、ホームセンターで売れ筋の暖房グッズを取材し、その秘密に迫りました。
北海道では、灯油価格が2024年1月から灯油代がじわじわと上がり、12月の政府の補助金縮小もあり126円台に。2025年1月16日からは再び補助金が縮小することもあり、約5円上がって、130円を超える見通しです。暖房費が家計を圧迫する中、消費者の選択が大きく変わりつつあります。
ホームセンター「ジョイフルエーケー屯田店」の副店長・新酒英暁さんによると、「灯油を使う暖房器具の売れ行きが伸び悩む一方で、電気を使ったコンパクトな暖房器具が人気を集めている」とのこと。
そこで、現在売れている注目のアイテムを見せてもらいました。
売れ筋アイテム ミニファンヒーター
なかでも人気なのが、4048円のミニファンヒーターです。軽量で持ち運びが簡単なうえ、温度調節機能や転倒OFF機能も付いている優れものです。
新酒さんによると、売れ筋商品のキーワードは「パーソナル暖房」。光熱費の高騰から部屋全体を暖めるのではなく、台所や脱衣所など必要な場所だけをピンポイントで暖めるコンパクトな暖房器具が人気といいます。
北海道経済産業局の試算によると、温度設定を2度下げると、FF式石油スト―ブの場合、年間で灯油36.1リットルの省エネになり、灯油1リットル130円だと約4700円の節約に。
石油セントラル暖房の場合、年間で灯油211.5リットルの省エネになり、灯油1リットル130円だと約2万7000円の節約になります。
売れ筋アイテム パネルヒーター
こちらの7678円の「パネルヒーター」は薄型で、床置きや壁掛けのどちらにも対応可能な省スペース設計です。特に、ヒートショック対策として脱衣所に設置するなど需要が高まっているとのこと。
また、蓄熱式湯たんぽ「ふわんぽ(2178円)」も注目株。10分間の充電で最大15時間使用できるうえ、電気代も1回の蓄熱が約2円と経済的です。
売れ筋アイテム 3WAYブランケット
「3WAYブランケット(7128円)」も人気アイテムの一つです。USBで給電でき、モバイルバッテリーに接続すれば外出先でも使える便利さが特徴。
かけてよし、かぶってよし、巻いてよしの多機能性が人気です。
この冬、みなさんの家でも「パーソナル暖房」を取り入れてみませんか?必要な暖かさを効率よく手に入れ、家計にもやさしい新しい暖房スタイルで寒さを乗り切りましょう!