北海道函館市の沿岸でタンカーが座礁した事故で、乗組員が座礁直前になって針路を変えることを海上保安庁に伝えていたことが分かりました。
1月13日に函館港までえい航されたタンカー「さんわ丸」
函館海上保安部は業務上過失往来危険の疑いで14日も捜査を進めていて、船長や乗組員から事故当時の状況を聴いています。
第一管区海上保安本部によりますと、「さんわ丸」は事故前の約5分間、無線に応じませんでしたが、座礁直前になって船舶電話で「針路を変える」と海保に伝えていたことが分かりました。
海保は、「さんわ丸」が無線に応じなかった理由などを調べています。