久しぶりの漁にウニ漁師も「一安心だよね」漁場に影響なし『函館市沿岸タンカー座礁事故』海保が繰り返し危険を知らせるも…乗組員が少なくとも“5分以上応答せず”えい航に向け船体を軽くする作業 北海道

　北海道函館市で起きたタンカー座礁事故で、乗組員は危険を知らせる呼び掛けに少なくとも5分以上、応答していなかったことが分かりました。

　「全然大丈夫。（臭いの方は）全然ない」

　「一安心だよね」（いずれも地元のウニ漁師）

　函館市でタンカーが座礁し油が流出した事故。地元漁師によりますと、いまのところ漁に影響はないということです。

現場近くで水揚げされたウニ

　1月11日は、えい航に向け燃料や生活用水を抜き取り船体を軽くする作業が行われています。

　関係者によりますと当時、海上保安部が海岸に向かうタンカーに危険を知らせるため繰り返し呼び掛けていましたが、少なくとも5分以上、応答がなかったことが分かりました。

船体を軽くする作業

　タンカーは急角度で進路を変えて座礁していて、海上保安部が事故原因を詳しく調べています。