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【タンカー座礁事故】満潮に合わせて”えい航再開”…しかし「さんわ丸」動かず作業中止 急角度で進路変更し25分後に座礁 地元漁師は「漁ができない 1日も早く動いて」 北海道・函館市

事件・事故 社会 友だち追加

 北海道・函館市の沿岸で座礁したタンカー。

 

えいこう作業中

えいこう作業中

 事故発生から4日経過した1月10日、船体を沖に引き出す作業が再開されましたが、船が動かず作業は中止となりました。

 この事故は1月6日、函館市の恵山岬の沿岸でタンカー「さんわ丸」が座礁したものです。

 「船の引き出し作業が始まりました」(佐藤健カメラマン)

 10日は満潮の時間に合わせて午前10時半ごろから船体を沖に引き出すえい航作業が再開されました。

 

さんわ丸の進路の画像

さんわ丸の進路の画像

 「さんわ丸」は6日午後1時すぎ、苫小牧港を出港し秋田港へと向かっていましたが、午後6時ごろ、急角度で進路を変え、その25分後に座礁しました。 

 関係者によりますと、一部の乗組員が「曲がるポイントを間違えた」「まっすぐ進んでいると思っていたら座礁した」などと話していることが分かりました。

 「現状のままでは漁ができませんので、それまで漁は中止ということで。1日でも早く船が動くよう願ってます」(えさん漁協 上見孝男組合長)



 

さんわ丸の画像

さんわ丸の画像

 「満潮の時刻を過ぎましたが、タンカーは依然動く気配がありません」(樋渡蓮カメラマン)

 海上保安部によりますと「さんわ丸」は動かすことができず、作業は約1時間半後に中止となりました。

 船体が海底についている状態で、満潮でも浮力が足りなかったとみられています。

 現在、サルベージ船の会社が今後の作業について検討していて、計画がまとまり次第発表される予定です。


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