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2025年裁判の行方は…【ススキノ首切断】世間震撼させたネオン街での事件「そのくそアマを熟女系の風俗にでも売り飛ばせ」「てめえら殺してやる」異常な“瑠奈ファースト”の果てに

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左から田村修被告(60)、瑠奈被告(30)、浩子被告(62)

左から田村修被告(60)、瑠奈被告(30)、浩子被告(62)

 札幌・ススキノは、夜の繁華街として知られる街。華やかなネオンと観光客の喧騒が絶えないこの街で、2023年7月、一つの凄惨な事件が発生した。


 発端は、ススキノのラブホテルで発見された62歳男性の遺体だった。その首は切断され、頭部が行方不明という異常な状況に、警察はすぐに殺人事件として捜査を開始した。

 事件の全貌が明らかになるにつれ、この凶行の中心には、田村瑠奈被告(30)、そしてその両親・修被告(60)と浩子被告(62)がいることがわかった。

 社会を震撼させたこの事件。家族のいびつな関係と異常な支配構造が浮かび上がった。

歓楽街ススキノのホテルに“首がない男性遺体”

事件があった現場

事件があった現場

 現場は、札幌市中央区の歓楽街ススキノにあるカップルなどが利用するホテル。7月1日の深夜、2人の客が2階の202号室に入室。翌2日未明に「先に出る」とフロントに連絡が入り、1人がスーツケースを引いてホテルを後にした。この1人が瑠奈被告だ。


 しかし、チェックアウト時間を過ぎても、残ったもう1人が退室せず、時間が経過。不審に思った従業員が午後3時ごろ部屋を確認したところ、浴室でうずくまった状態の人を発見する。

 ホテル関係者が消防に通報し、消防からの通報を受けて警察が駆け付けた。浴室には、首が刃物のようなもので切断された男性(当時62)の首がない遺体だった。

親子3人逮捕…“異例の半年間 鑑定留置”

鑑定留置とは

鑑定留置とは

 事件発覚後、警察は直ちに捜査本部を設置し、約240人の体制で捜査を開始した。

そして7月24日、瑠奈被告と父親の修被告が死体損壊・遺棄などの疑いで逮捕。翌日には母親の浩子被告も同じ容疑で逮捕された。

 さらに、8月14日、殺人容疑で3人を再逮捕し、事件の解明が進み始めたかに思えたその矢先、事態は急変。

 犯行当時の心理状態や責任能力の有無を判断するため、親子3人は“異例の半年間”の鑑定留置に入ったのだ。

事件発生から起訴まで

事件発生から起訴まで

 鑑定留置の結果、札幌地検は3人の刑事責任を問えるとして起訴。


▽田村瑠奈被告:札幌ススキノのホテルで、男性を殺害し頭部を切断し持ち去ったとして「殺人・死体損壊・死体領得・死体遺棄」の罪

▽修被告:瑠奈被告をホテルから車で連れ帰り、瑠奈被告が頭部を秘匿することを容認し、瑠奈被告が頭部を損壊する様子をビデオで撮影したなどとして「殺人ほう助・死体損壊ほう助・死体領得ほう助・死体遺棄ほう助」の罪

▽浩子被告:瑠奈被告から頭部を損壊する様子をビデオ撮影してほしいと頼まれ、修容疑者に撮影を依頼したなどとして「死体遺棄ほう助・死体損壊ほう助」の罪


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