「流れ星と思ったが連なっていて」空を見上げて目撃された『ナゾの一列の光』の正体は? あのイーロン・マスク氏が関与―毎月打ち上げられている“衛星”だった…北海道別海町
12月13日、北海道東部で撮影された不思議な映像が番組に寄せられました。夜空に浮かぶ一列の光。その正体は?
「山の中って言うんですか町はずれの街灯があまりないところで仕事をしていたら…」(撮影者のくろおれさん)
一列の光の正体は?
12月11日、午後5時ごろに別海町で撮影された一列の光!
その正体は?まさか!
「光の点がいくつか並んでいるのでスターリンク衛星と呼ばれるものです。1回あたり20~50機から打ち上げているんですが、列に見えることから『スターリンクトレイン』と呼ばれています」(札幌市青年科学館 大滝裕介さん)
『スターリンク』は企業家のイーロン・マスク氏が率いるアメリカの企業『スペースX社』が打ち上げた通信衛星です。
「山の中や被災地など通信環境など整えられない地域でもインターネットができるようになる」(大滝さん)
海上自衛隊でも2024年から運用実験を開始。
戦火の収まらないウクライナで通信環境を整えるのに使われているほか、北海道内でも山間地のダムなどの工事現場で運用が始まっています。
打ち上げが始まったのは2018年。
実はいま7500個以上が地球の約550キロメートル上空を回っているんです。
毎月数回打ち上げされ、今回撮影された『スターリンク衛星』は12月8日に打ち上げられたものです。
「どんどん地上から離れていき光が弱くなるので目視できるのは(打ち上げから)3日くらいです」 (大滝さん)
雪の北海道東部で配送業をしている女性。
仕事の最中にふと夕方の空を見上げると一列になった衛星が見えたといいます。
「偶然とはいえうれしい。癒されました。年末で忙しかったので」(くろおれさん)