「母として至らなかったから息子が“性被害”に…と考えた」「心を数えきれないほど殺された」小3が中1男子から性的いじめ ようやく報告書公表 学校や市教委の対応を非難 札幌市
第三者委の報告では厳しい言葉
10月8日の第三者委の報告では厳しい言葉が続きました。小学校に対しては…
「具体的な対応や支援に関しては元教頭のみで判断が行われており、情報の共有管理がずさんで、不適切であると判断しました。児童精神科医からはストレス性障害の診断が下りていましたが、教員間で情報が共有されていませんでした。背後には、性被害とその予後に対する認識が不足していたと考えられます」(第三者委)
中学校に対しては…
「被害者と加害者の接触機会は排除されるべきものであるが、一連の中学校の対応からは重大性の認識があったとは言い難い」(第三者委)
そして市教委には…
「教育委員会は小中学校に対応を任せるのではなく、積極的に介入に入り、中心的に対応すべきであったと判断しました。保護者が中学校と直接協議をせざるを得ない状況を黙認したことは不適切であると判断しました」(第三者委)
報告を受けて市教委は再発防止に努める考えを示しました。