生徒の「夢」と可能性を信じる…札幌の特別支援学校の挑戦 "月100社訪問"教師が企業に出向きマッチング支援 『職業ゼミ』で就職した卒業生と生徒が対話 増える障害者雇用「やりがい」追求
企業側も生徒と先生の熱意に打たれる 自分らしく社会で活躍
「一年経って任せられる仕事も増えてきたので、胸の張り方が違うかなって」(JALグランドサービス札幌 中原 雄祐さん)
JALの中原さんも佐々木先生の情熱に動かされた一人です。
Q挑戦をさせてあげたいと思った理由はなんですか?
「本人の熱意と佐々木先生の情熱です。「こういう子がいるんです。どうしてもやりたいって言ってるんです」っていうことを言っていただいた時のことを思い出して。叶えてあげないといけないなっていう風に思いました」(中原さん)
佐々木先生の原動力。それは、卒業生の活躍を見ることです。
「今のようなシーンもけっこうありますか?」(佐々木先生)
「ありますね、日常茶飯事なかたち」(中原さん)
「素敵です、憧れです。彼女は本当に臨機応変に色んなことを器用に対応できるタイプなので。それを見抜いてくれて、チャンスの場を与えてくださった会社の皆さん。こんな特別なことはないですね。奮い立たされる。本人の姿見て、企業の方のお話を聞いて、学校に持ち帰るんです。在校生に何ができるかなって。職業教育にどうやって落とし込もうかなってまた考え始めます」(佐々木先生)
これからも一人、また一人と自分らしく社会で活躍する卒業生を送り出します。