カンヌ国際映画祭で話題『ぼくのお日さま』の舞台裏…「楽しみ」「世界に知れ渡ってうれしい」ロケ協力した北海道民も高まる期待 "9月13日全国公開"へ
そこで大泉さんたちが持ち出したのは建設業で使用する散水車。
「氷のガタガタの表面に水が薄く張るので、水が凍って徐々に平らになっていく仕組み」(北海産業 筒井翼さん)
気温が下がる午後4時から夜中の11時まで2日かけて、何度も水をまきスケートリンクを作りあげました。公開を前に大泉さんたちは。
「撮影も一緒に見てたんですけど、ああいうきれいな映像になるのがすごかった」(大泉さん)
「苫小牧で撮影したことが世界に知れ渡るっていうのはうれしいこと」(北海産業 小町卓也さん)
石狩・札幌の子どもたちも活躍 授業のシーンで音読
道民の活躍は他にも…。
主人公の少年・タクヤが通う小学校のシーンが撮影された旧石狩小学校。道内に現存する最も古い円形校舎です。
ここで活躍したのが石狩市と札幌市の小学生たちです。教科書を音読する授業のシーンでは、主人公の同級生役で演技に初挑戦しました。
「最初は緊張したんですけど、やってるうちに楽しくなって」
「たくさんカメラがあって緊張しました。本当に授業を受けているような感じだったので」(ともに撮影の参加者)
「みんな演技初挑戦の中でとても頑張ってお芝居に挑戦してくださって、とてもいち監督としてありがたかったですね。映画を見て感想をくれたらそれ以上にうれしいことはないと思いますね」(奧山監督)
「けっこう楽しみです。どういう出来なのか」
「みんな演技上手かったのでとても面白そうだなって。見にいってみたいです」(ともに撮影の参加者)
北海道の景色と想いが詰まった映画『ぼくのお日さま』。9月13日から札幌のTOHOシネマズすすきのなど全国で公開されます。
ロケ地マップも公開
映画制作に携わった小樽フィルムコミッションは、北海道内7市町村を代表し、ロケ地をまとめた「北海道ロケーションマップ」を作成し、10日にホームページで公開しました。
ロケーションマップは、小樽市内の映画館や宿泊施設、観光案内所などに設置されるほか、各自治体のホームページでも見られる予定です。
小樽フィルムコミッションは「これを片手にロケ地を回って作品の世界観を感じてほしい」と話しています。