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「イカの街」北海道函館に異変…普段とれない"カツオ"連日水揚げ 鮮魚店「脂たっぷり」 購入客「うまい応援したい」 飲食店「変だよ」 漁業者「余計なもの来た」 喜びと戸惑いの声 高い海水温が影響か

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海水温上昇が影響か?

海水温が例年より3度から4度高いことが影響

海水温が例年より3度から4度高いことが影響

 なぜ北海道でカツオが水揚げされているのでしょうか?

 専門家によると暖流の黒潮の勢力が強く北海道沖の海水温が例年より3度から4度高くなっていることが影響しているといいます。

 さらに…

 「暖流の渦ができて、襟裳沖の暖流の渦にカツオが分布していて、そこから(北海道南部に)流れ込んでいると考えられる」(水産資源研究所 水産資源研究センター 津田裕一 さん)

 函館から噴火湾にかけての海水温は9月下旬までは高いと予測されています。カツオの水揚げはまだ続きそうです。

函館の水揚げ量の変化

函館の水揚げ量の変化

 イカの街と言われた函館ですが、年々水揚げ量が減少しています。

 2011年は2万8542トンありましたが、その後急激に減少。

 かわりにブリの豊漁が続き、2019年にはイカと逆転。2020年には1万トンを超えました。

 ブリに続き今回、カツオが取れだしました。

 流通、加工、販路の問題も含め、今後函館名物がどう変っていくか注目されます。